年を取っても変わらないこと

昔、僕らが子供の頃の昭和の年寄と言えば、時代劇を見て、お相撲が好きで、懐メロを聞いてという人ばかりでした。嗜好とかもあまり多様化せず、画一化されていた感じの頃です。テレビは各家庭、お茶の間(リビングではない)に1台だけで、家族そろってそれを見ていました。

年を取るとみんな、時代劇を見て、・・・となるかと思ったら、そうではなく、テレビから時代劇はほぼ消えてしまい、テレビは一人1台みたいになって、結局は、自分が若い頃の曲を今も最も良いと思って聴き続けている。山下達郎が懐メロになる日も、そう遠くないはず。

そんな感じで、今の若い人もほぼ今と同じような嗜好のまま、老後に突入となることでしょう。テレビなど見ず、持て余した暇をスマホを眺めることで日々消耗していくのでしょうか?。ゲームばっかりして時間を潰すことになるんでしょうか?。

時間は命です。今は無限のように思えている人生の残り時間も決して無限ではありません。年を取って、そんなことに気づいたとき、人生のうちのいくらかの時間をゲームで消耗していたことに気付くでしょう。そのとき、どう思うだろう。気づかないまま、若い時の嗜好のまま、ゲームをやり続けているかもしれない。

通勤電車の中、多くの人がスマホを眺めています。いい歳の大人が、ずっとスマホで「落ちゲー」とかやっているわけです。それ見て、君たちはどう思う?