「僕は君たちに武器を配りたい」を読んで欲しい

若い人に読んで欲しい本を紹介します。
紹介したい本はたくさんあるけど、優先順位から言って、これがまず1番だと思います。

瀧本哲史：著「僕は君たちに武器を配りたい」という本です。

著者の瀧本氏は近年若くして亡くなられたのですが、東京大学を卒業後、マッキンゼーというコンサルティング会社勤務を経て、京都大学で起業関係講座で人気度抜群の准教授である一方、自身が投資家でもありました。

この本のエッセンスは「どうして給料が上がらないのか？」という質問への回答だと思います。
もちろん、給料が上がるケースもありますが、上がらないケースの原因について解説しています。
そしてこの先、生き抜くための職種、働き方のスタイルを提案しています。

ヒントを挙げるとすると、AI化やマニュアル化が進んでいく一方で、生き残るための仕事、働き方ということです。
商品や仕事がコモディティ化し、価格だけでの競争しか注目されなくなってしまいます。
コモディティとは日用品という意味で、性能や機能の差がなくなった状態を指しています。
人や仕事、労働力の面で見たら、「替えがきく」人材の給与は上がらず、むしろ競争が厳しくなっていくということです。

本のタイトルになっている「武器」とは、果たして何だろうね？