メディアとスポンサーと「土曜日の放課後」
最近、テレビを見ない若者が増えているようですね。
私は、と言うと、昔も今もテレビ大好きで、今でもたくさんの番組を録画してまで見ています。
かつては、ドラマとかでも視聴率30%とかいう番組がそこそこあったけど、今では二桁行けばヒット作と呼ばれています。もっとも、その時間にテレビを見ているわけでなく、録画してから見ている人も相当いるだろうと思うんですけど。
そして、最近は歌番組がかなりなくなりましたね。かつては、それを見逃すと金曜日に学校での話題に入れなくなるような、「ザ・ベストテン」なんてモンスター番組がありました。
さて、このような(民放の)テレビや雑誌などには、必ずスポンサーと言うものが存在しています。広告主ですね。
ニュースであろうと、ドラマであろうと、それを見ている視聴者層を想定して数多くのCMが流されますし、雑誌の場合はもっと直接的に対象者を意識した広告が載っていますし、中の記事も購買意欲を刺激するような取り上げをしています。
スポンサーは自社の商品やサービスが売れることを期待して、広告を出しているわけですから、視聴率の高い番組に広告を出したいでしょう。しかし、単にそのCM、広告を見てくれるだけでなく、できれば商品やサービスを購入してもらいたいわけですから、実際にお金を持っている人(層)を意識して、広告を出すようになってきます。
小さい子供たちは自分で自由になるお金がなくても、「買って!」という魔法の言葉を持っているから、広告の対象として有効です。
しかし、ちょうどあなたたち、中学生から大学生あたりが最も自由に使えるお金を持ち合わせていません。
このため、スポンサーからはあまり魅力的でなく、その層を対象にした番組や雑誌が少ないんです。
このような背景から、「土曜日の放課後」のようなプログラムをテレビ番組で作ることは困難です。何故なら、スポンサーが付かないからです。
しかし、若い人ほど情報に対するニーズや感受性が高かったり、拡散力に至っては他の年齢層とは格段の差があります。
そこで私は、「土曜日の放課後」がリアルなイベントである一方で、ライブもアーカイブもネット配信するスタイルを考えました。
幾ばくかのお金をYouTube視聴による収益により賄おうという計画です。
リアルとネット、どちらか片方ではダメで、両輪として成り立つスタイルです。
時代にマッチしたスタイルだなあ、と思っています。