スティーブ・ジョブズのスタンフォード大卒業式スピーチに学ぶ

Apple創業者スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチについて紹介します。
このとき彼は既に病に冒されており、その後2011年に亡くなります。

「ステイ・ハングリー、ステイ・フーリッシュ」(「貪欲であれ。愚か者であれ」)という最後の部分が有名ですが、その最後の言葉に至るまでの彼のメッセージが重要です。
全訳を文字として読み、その内容に触れることも可能ですが、ここは彼の肉声を聞くとともに、聴衆の反応にも注目いただきたいと思います。
私も何かの度に、このメッセージを聞いたり、読み返しています。


[日英字幕付き|13分33秒]

【全訳|日本経済新聞】

彼はこのスピーチの中で、大きく3つのことについて語っています。

1つ目は、点と点をつなげること。
自らの出生のこと。大学を中退したものの、授業に忍び込んで「カリグラフィー」の講義を受け、そのことが後のマッキントッシュの設計に生かされた。

2つ目は、愛と喪失について。
自ら創業したアップルを去った後、幸せな結婚をし、NeXTとピクサーを立ち上げ、再びアップルコンピューターにCEOとして返り咲いたこと。
アップルを追われることがなかったら、「今の自分はなかった」と振り返っています。

3つ目は、死について。
「毎日をそれが人生最後の一日だと思って生きれば、その通りになる」
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。
「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。
誰か他の人の人生を生きることで、時間を無駄に生きてはいけない。
彼が語るこれらのフレーズに私(秀島)は心が震えました。

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